INTERVIEW 21

地方銀行
※ 2022年03月28日現在
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業界分類: 金融・保険業
市場名:

HP:

国際的な非営利団体であるCDPは、世界主要企業の環境活動に関する情報を収集・分析・評価し、その結果を機関投資家向けに開示しています。これは、企業の気候変動に対する取り組みなどを投資家に的確に伝える重要な指標となっています。
プロレド・パートナーズではCDPによる気候変動調査に対し、回答の作成支援やスコアアップのためのアドバイスなどを行っています。サービスを受けていただいた感想を地方銀行様に伺いました。

一筋縄ではいかないCDP回答に最後まで伴走してもらえる良きパートナー

CDP気候変動調査は設問数が多いうえ専門的な内容が多く、相応の知識がないと回答できない点が特徴です。フレームワークも独特で、ただ単に回答するだけでは当行の取り組みに対して正当な評価を得ることが難しいと感じていました。同調査に回答を始めてからはその対策に十分なリソースと時間を割けていないことが課題でした。そうした中、プロレドさんがCDP気候変動調査について支援しているという情報を聞き、伴走していただくこととなりました。しかしながら、プロレドさんはコスト削減に強い経営コンサルティングファームという印象を抱いていましたので、分野の違うCDP気候変動調査についてはどれくらいサポートしていただけるのか、懐疑的な部分もありました。

結果的には約1か月というタイトなスケジュールで伴走していただき、取り組み内容について適切に回答をすることで、当行が今年目標としていたスコアを達成してランクアップを叶えることができました。近しい他社のサービスは部分的な支援が多い印象を受ける中、プロレドさんは過去の回答内容の分析から当期の回答支援、来年に向けてのフィードバックに至るまで、総合的に支援してくださいました。一気通貫でサービスを提供していただけるのも、プロレドさんの強みだなと感じています。

難題に対してもプロレドさんの分析力と日程調整力に背中を押された

今回、プロレドさんに支援をお願いして良かったと感じた点は2つあります。

1つは、担当コンサルタントの方のCDP気候変動調査に対する徹底的な分析力です。まずは当行の取り組み実態を把握していただいた上で、前年までの当行の回答と獲得スコアを分析してもらい、回答の改善ポイントを洗い出していただきました。また、Aランクの基準、Bランクの基準、そしてCランクの基準を分析して各ランクの回答基準を明確に示してくださいました。どうすれば適切に回答ができるのかがはっきりすることでやる気にもつながりましたし、これには大変助かりました。その基準に照らし、当行の取り組みをしっかりと調査回答に反映すれば目標ランクに到達できると太鼓判を押してくださったので、あとはスコアの取りこぼしがないよう、期限ぎりぎりまで回答の作成を一緒に進めていきました。回答提出後には、今後、スコアをしっかり積み重ねていくための回答のポイントなども教えていただきましたので、来年以降の糧としたいと考えています。

もう1つは、タイトなスケジュールの中で回答期限に間に合わせるタイムマネジメント力です。プロレドさんに依頼をしたのは回答期限が約1ヶ月後に迫ったぎりぎりのタイミングでしたが、トータルの所要時間から算出した週3回の定例ミーティングを軸に作業を進めたおかげで、無事期限内に的確な回答を提出することができました。また、弊社の回答担当者が答えられない質問に関しても「この内容であればこの部署に問い合わせれば分かるのではないですか?」と道しるべを示してくれましたので、余計な時間をかけずに済みました。これまで培ってきた分析力によって当行の課題を見つけ出し、その分析結果に基づいて当行に必要な課題・アドバイスを示し、さらにゴールに間に合うようスケジュール管理もしっかりしてくれるプロレドさんのサービスは、まさに「個別指導型の家庭教師」のようだなと感じました。それが結果につながったことは何よりですし、一つ一つ課題や悩みが解決されていくことで、やる気にもつながりました。

今回担当されたコンサルタントは若手の方で、CDP気候変動調査に精通したベテランというイメージがなく最初は不安に思う部分もありましたが、見事にその不安を覆して期待に応えてくださいました。当行で分からないことを質問するとすぐに的確な答えが返ってきて、信頼感が右肩上がりに増していきました。コンサルティングサービスはどうしても企業対企業の関係性がスタートになりますが、最後はどうしたら目標を叶えられるのかという担当者の思いがあってこそ知見が深まっていくものだと思います。当行のために頑張ってくださった担当者の方には、本当に感謝しています。

企業が対峙しなくてはならない課題を解決してくれる存在としてお付き合いを続けていきたい

プロジェクトを振り返ると、目標を達成して労力が報われた瞬間というのはやはり何にも代えがたいですね。これまでは質問の意図を読み解き回答するだけで精一杯でしたが、今回はプロレドさんに分析していただいたおかげでCDPの中身を網羅的に理解することができ、我々の知見もかなり深まったと思います。CDPは来年以降も継続して取り組んでいく予定であり、知見を蓄積できたことも当行にとって大きなメリットの一つかなと思います。
結果は行内にも周知しましたが、多少なりとも行員のモチベーションにつながったと思います。今年度の評価向上受けて、社外より質問を受けることもあり、内外のブランドイメージ向上につながった手応えを感じました。

今回当行が受けたプロレドさんのサービスは、CDP気候変動調査の評価向上をめざす企業様にはもちろんおすすめします。また、回答を考えてはいるものの分析と対策に時間を割くことができず、挑戦をためらっている企業様にもおすすめです。
さらに、CDPへの回答はTCFD(国際組織の気候関連財務情報開示タスクフォース)と似通った部分もあります。今年(2022年)4月の東京証券取引所の市場再編では、プライム市場に移行した企業がTCFD提言に沿った開示を求められるなど、気候変動リスクに対してはどの企業も真摯に考え取り組んでいかなければならない時期に来ていますよね。気候変動対策の一環として、こうした第三者機関からの評価は正しい対策ができている証にもなりますので、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。

今後CDPの評価基準が大きく変わることも考えられますが、我々だけでそうした情報をしっかりと追い切るのが難しい時に、プロレドさんにはパートナーとして最新の情報を共有していただけたらと考えています。今後、気候変動に対する開示要請はますます高まっていくと考えられますので、今後もお力添えいただけたら嬉しいです。

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