大手のコンサルティングファームや事業会社で活躍されていたお二人ですが、なぜ転職という新たな挑戦をされたのでしょうか?
萩原:私の前職はかなり急激に大きくなったコンサルティングファームでした。人数がどんどん増えていく中で、社員間のつながりや共有意識が薄れて、コミュニケーションがだんだん取れなくなっていく状況でした。コンサルタントとしては、個人で戦う部分があるのも確かです。でも私としては、団結して知恵を集約しながら向き合うべきだとも考えていたので、チームで同じ方向を向いて仕事ができるファームで働きたいという思いが高まり、転職を考えました。
三木:私はコンサルティングファームでの経験はなく、大手通信インフラ系企業でシステムエンジニアをしていたのですが、転職のきっかけとなるような特別なイベントがあったわけではありません。前職は非常にホワイトな環境で人間関係も良好、そのままでも良かったんです。ただ、「30歳までにきつい思いをしておかないと、人として成長できないのでは…」という漠然とした不安がありました。それに、この先、結婚や子育てといったことを考えると、自分のやりたいように仕事に打ち込むなら、今のタイミングしかないと思いました。そこで、「レベルの高い人がいて、厳しい環境の中で自分を追い込むところ」というイメージのあったコンサル業界に飛び込んでみようと思い、挑戦しました。

転職活動するにあたって、特に重視していたポイントは何でしょうか?
萩原:私は当初から中小規模のファームへの転職を考えていました。大きくなると様々な方向を見る人が多くなってくるので、みんなが同じ方向を見て仕事ができる環境にいたいなと。そうなると、規模が小さめの方がよいと考えていました。ファームに対しては、みんなが同じ方向を見てコミュニケーションが取れる環境か、どのような人を採用しようと考えているのか、といった点を特に重視していました。
三木:萩原さんとは真逆なのですが、「大手であること」と「有名であること」という2点を考えていました。今思えば、「どうせ転職するなら有名な大手企業に行きたい」という考えでしたね。それに、前職では大手企業にいたので、規模が小さくなるのは怖いという漠然とした気持ちもありました。ただ、転職活動でいくつかのファームを受ける中で、プロレドは明らかに違っていて、面白そうだと思えたことで、それまでの考えから変化しました。
それぞれに目指す方向性がある中で、当社への入社の決め手となった点を教えてください。
三木:私は大手を中心に転職活動をする中で、志望動機など必死に準備して、理論武装していたのですが、その理論武装の穴を突かれて落とされることもあって……。「そういうところが見たいのかな、この会社は」「人間ってそれで測れるのかな?」と、なんとなく感じていました。そんな時にプロレドでの面接を受けたのですが、「転職活動で明確な志望理由はなくてもいい」という話が出ました。ここで大事にしているのは人柄や価値観だということが強く感じられたことが決め手になりました。
萩原:私も面接が印象的でした。面接では質問をほとんどされずに、会社としてのビジョンをずっと語ってくださったんです。「ビジョンに対して共感してくれるのであれば、ぜひ一緒にやりたい」という言い方をされていて、同じ方向を向いている人を集めているということを感じました。他社と比較しても、最初からビジョンを出して共感してくれるかどうかを問われることはまずありません。スキルや知識に目がいきがちな中で、ビジョンへの共感を決め手に置くということは、同じ方向を向いて挑戦できる人をしっかり選んでいると感じました。
実際に入社されてみての印象はどうでしたか。
萩原:プロレドは一体感のあるカルチャーだろうと思ってはいましたが、懇親会や「何でも聞けるよプロレドあれこれ」といった相談できる場が定期的に開かれていて、会社側が人のつながりを保つような取り組みを積極的に行っているところは想像以上でした。社内にヘルプチャットがあるのですが、困った時に書くと、誰かしら親身になって教えてくれたり、協力してくれたりします。困った時に必ず誰かが手を差し伸べてくれ、お互い助け合おうというカルチャーがあることに魅力を感じています。
三木:入社して思ったことは、将来の夢をしっかり持っている人が多いということです。以前の会社では自分の夢を持っている人はあまりいなかったため、刺激を受けています。仕事の面では、現在PMOの立場を任されているのですが、大人数の中の一人としてではなく、私に対して大きな裁量を与えられていると感じています。もちろん厳しい面もありますが、やりがいを感じている点です。
最後に、転職を考えている方に向けてメッセージやアドバイスをお願いします。
萩原:多くのコンサルファームがある中で、「人との関係性」を前面に打ち出している点は、他社にはない大きな特色です。例えば、他ファームと比較して上位職の割合がやや高く、プリンシパルと1対1で仕事をする機会が多いなど、上位職と非常に近い距離で働ける点も大きな魅力です。自分のスキルを高めていくうえでも、他ではなかなかない環境ですし、非常に貴重な経験ができるところだと思います。
三木:萩原さんもおっしゃっていますが、上位職と一緒に仕事をするため、スキルを上げていくためにとても良い環境だと思います。私の最初のプロジェクトはプリンシパルの方と一緒に携わったのですが、「コンサルタントとはどういうものか」ということを、とても身近で見られました。「お客様のために働く」という姿に感銘を受けたことを覚えています。代表の佐谷さんとの距離も近いのも魅力の一つです。トップの思想やメッセージを直接聞くことができるので、会社の一員としての意識をはっきりと持つことができます。コンサルタントとして成長したい人には、これほど恵まれた環境はないと思います。

コンサルティング第1本部 デジタル&ハンズオンセクター マネージャー
萩原 良典
新卒でSI ベンダーに入社し、製造業を中心として、熱流体工学の知見をベースに数値解析を用いた開発支援を担当。 その後、国内大手総合コンサルティングファームにて、新サービス構想の策定、Webマーケティング戦略の立案、次世代自動車構想の検討など、業界・分野を問わず幅広いプロジェクトに従事。 2024年に株式会社プロレド・パートナーズへ参画し、海外進出支援や工場のDX推進支援など、企業の成長と変革を支えるプロジェクトに携わっている。
コンサルティング第1本部 デジタル&ハンズオンセクター コンサルタント
三木 健汰
新卒で大手通信インフラ系企業に入社し、ICT関連部門にて大手通信企業向け業務支援システムの開発や、大規模システム移行プロジェクトに従事。 2025年に株式会社プロレド・パートナーズに転職し、大手IT企業向けの販売戦略立案支援や、金融業界クライアントにおける規制対応システム導入支援などを経験。