動物用医薬品の開発・製造・販売等を手掛ける共立製薬株式会社、衛生的で快適な環境を創造する日本カルミック株式会社などを傘下に持つ共立ホールディングス株式会社様。今回はプロレド・パートナーズの原状回復工事のコスト削減コンサルティングを受けていただいた感想を、グループ総務部 部長の大野様に伺いました。
専門的な費目について、たくさんの知見を持ったコンサルタントに依頼したかった
オフィス移転に際して、退去するオフィスの原状回復工事のコスト削減コンサルティングをプロレドさんに依頼しました。企業がお金を支払う際には、投資であれ費用であれ、直接的であれ間接的であれ、何かしらのアウトプットや見返りを期待するのが通常かと思います。しかし原状回復工事費用は、企業にとって出ていくだけのお金です。支払う義務のある費用であることは理解していますが、できることであれば金額を減らしたいというのが本音でした。
一方で、原状回復費用の細目には建築や設備の専門的な項目が並び、素人の感覚ながら「高いのではないか」「これは本当に必要なのだろうか」と疑問に思いつつも、具体的に反論する手立てがありません。
ビルオーナーや管理会社を疑うわけではないのですが、専門的な知見をベースに論理的な協議をしたいと考え、プロレドさんに依頼しました。
また、こうした建築関連の費用は金額が数千万円から数億円レベルに上るため、感覚が麻痺しがちです。身近な費目、例えば宿泊するホテルを探す際には100円でも安いところを選ぼうとするのに、建築関連の費目はよくわからないからと、言われるがまま支出をしてしまうことがあります。もしかすると、数百万円~数千万円レベルのコスト削減余地が潜んでいるかもしれません。素人なりにも削減の努力をして、10万円、20万円とコストを減らす努力が必要だと感じていました。
完全成果型報酬で依頼しやすく、同時に、結果を出すことへの自信を感じた
プロレドさんにお願いする上で魅力的だったのは、契約が完全成果報酬型であったことです。成果報酬型であれば会社としてはリスクなくお願いすることができますし、プロレドさんもコスト削減を実現しなければ報酬を受け取れないわけですから、自信がなくては受けないでしょう。言い方は悪いですが、成果を山分け、WIN-WINの関係が期待できると考え、お願いすることにしました。
相手との関係性を尊重しつつ、論理的な議論を進めてくれた
一番印象的だったのは、交渉に当たってのスタンスが論理的に議論を求める姿勢であったことです。原状回復費用の減額交渉はそもそも対立を招きやすい議論であり、感情的な対立が起こらないか心配な部分もありましたが、まったくの杞憂でした。
コンサルタントの菅野さんは、はぐらかされそうになっても毅然とした態度で議論に臨んでくれました。また、誠実にスピード感をもって進めていただけたことで、自分たちでやることはほとんどありませんでした。スケジュールもコンサルタントの菅野さんがしっかりと管理してくださったおかげで、退去まで時間がない中でも成果を得られました。なにより、先方にも納得していただける形で交渉を進めてくれたことで、いま現在も他のフロアを借りていますが、プロレドさんとの交渉後にビルオーナーとの関係性が悪くなるということはありません。
当社は引き続き、論理的な議論のもとで継続的なコスト削減に取り組んでいきたいと思います。