INTERVIEW 23

株式会社クラシアン
※ 2021年09月03日現在
取締役
株式会社日本企業成長投資 木村 哲哉様
総務本部 本部長 高橋 良平様
業界分類: 建設業
市場名: 非上場

水まわりの緊急メンテナンスを中心に、水まわりのリフォーム、設備工事などを提供している株式会社クラシアン様。今回はプロレド・パートナーズのコンサルティングを受けていただいた感想を、取締役 木村 哲哉様と総務本部 本部長 高橋 良平様に伺いました。

多費目の削減実績があったプロレドさんに依頼を決めた

(高橋様)弊社が全社を挙げてコスト削減に取り組むようになったのは、株式会社日本企業成長投資が弊社の株主となり、経営サポートに入ったことがきっかけです*。

(木村様)経費削減をどこの会社に頼むかという議論が出始めた当時、実はプロレドさんだけではなく他のコンサルティング会社も複数候補に上がっていました。その中でプロレドさんはスピード感やコミュニケーションのスムーズさが印象的でしたし、これまで培った専門知識をもとに「現状からこれくらい下げられる」という精密な情報も提示していただき、他社より1段も2段も上だと感じました。ですから、プロレドさん以外の会社も名前は挙がったものの具体的な相談はせず、迷うことなく「プロレドさんにお願いしよう」と決まりました。

(高橋様)診断をしていただいた結果、多費目に渡って全面的にコスト削減をお願いすることになりました。コロナ禍でしたからコンサルタントの方との初対面はWEBミーティングとなりましたが、費目ごとに専門のプロがいるとお聞きしていた通り、画面上に大人数のコンサルタントが映って驚きました。頼もしく感じる一方、弊社の窓口となる社員は限られているので大勢を相手にうまくコミュニケーションがとれるだろうかという不安もありましたが、それは杞憂に終わりました。プロジェクトマネージャーの方がプロジェクト全体を仕切ってくださったので、疑問が生じた際もまずはどの方に聞けばよいのか一目瞭然で相談しやすかったです。また、費目ごとの担当者がそれぞれが責任をもち、収集した情報を分かりやすくまとめて説明してくださいましたので、費目ごとに役割分担がされているメリットを感じました。
(*2019年12月、株式会社日本企業成長投資が株式会社クラシアンを買収したことを発表)

弊社のコスト削減協議を安心して任せることができた

(高橋様)これまで弊社では、全社的に方針を決めてコスト削減に取り組むというよりも、管理部や現場など部署ごとに目標をたててコスト削減に取り組んできました。ですから、会社全体を巻き込む初めてのコスト削減プロジェクトには、期待と不安の両方を感じていました。いくらプロレドさんがコスト削減のプロであるといっても、社外の方が弊社の取引先と直接協議をすることになるわけですから、取引先との関係に影響が出てしまわないか不安に感じる気持ちも正直ありました。しかし実際の協議の場に何度か同席させていただいたところ、弊社の意向をしっかりと汲み取りつつ、弊社の立場と取引先の立場の両方をしっかりと考え、うまく立ち回りながら協議してくださる姿に感心しました。コンサルタントの方は若い方が多かったのですが、さすがはここまで実績を積み上げてきたチームなのだと感じさせられる交渉術でした。プロジェクトの全期間に渡って全ての協議の結果を包み隠さず共有していただいたことも安心に繋がりましたし、我々のみでは協議が難しいと感じていた費目にも挑戦し、削減成果につなげていただいたことに、コスト削減のプロフェッショナルに依頼する心強さを感じました。

また、事前に削減余地がある費目を診断していただいていたおかげで、網羅的にコスト削減ができる費目を洗い出すことができ、自分たちではコスト削減を検討していなかった費目についても削減が叶いました。拠点が一箇所にまとまっているのであればコスト情報も把握しやすいと思うのですが、弊社は全国にサービスを展開しているため、これまではどの費目を削減すれば効果的かを横断的に判断するのが難しいと感じていました。今回、各支社それぞれの経費情報を収集・分析していただいたことは、経営状況を把握する上でも大きな意味がありました。

(木村様)最初に弊社の経営状態を診断して頂いた時は、コスト削減余地の最大値と最小値の幅は何千万円単位というお話でした。正直最小値に近い結果になるのではという見立てでしたが、蓋を開けてみると、最大値に近い削減結果が出たのは驚きました。期待を上回る結果にプロレドさんの実力を感じましたし、クラシアンにプロレドさんを紹介した立場である我々としても胸を張れる結果となりました。

一般的にコスト削減の手法というと相見積もりが主だと思うのですが、プロレドさんの場合は費目ごとの分析に加え、真正面からサプライヤーさんと協議をする、というものです。これは業界水準を知り尽くしていないとできないことですから、他社には真似のできない強みだと感じました。

社外の良き相談相手として今後も関係を続けていきたい

(木村様)経営の立場からすると経費削減という直接的な効果は当然嬉しいことですが、もう一つ副次的な効果ももたらしてくれました。それは、プロレドさんとのプロジェクトを通じてコスト削減に関しての本質的な議論やその土壌ができたことです。たとえば「タブレットもスマートフォンも両方使っていると双方に通信費がかかるが、どちらかに一本化できないのか」というような、会社のコスト構造の抜本的な見直しにつながる議論がありました。この1年間、組織変革の名目でコンサルティング会社に数社入っていただきましたが、限られた期間で一つの企業を変えるというのは難しいものだと実感しています。そうした中、プロレドの皆さんとコミュニケーションを交わす中でコスト削減への意識が高まり、継続的にコスト削減に取り組んでいこうという機運が生まれたことは、変革につながる大きな収穫でした。

(高橋様)今回の削減成果は、社員への還元を含めて会社が良くなっていくことに使っていけたらいいなと考えています。コスト削減をすることは企業利益への貢献につながりますから、今後さらなるコスト削減を目指していきたいと思います。社内でのコスト意識も変わってきていると思いますから、引き続きできるところから積極的に取り組んでいきたいですし、進め方に困ったときに相談できるプロレドさんという存在を知ることができてよかったです。自分たちで頑張る意識ももちろん大事ですが、コスト削減のプロフェッショナルを上手に頼ることで大きな成果につながることもあるのだと気づくことができました。

(木村様)今後より良い経営をしていくために、弊社ではまだ知見のない分野のコスト削減やサプライヤーに関するご相談など、ずっと付き合いが続くような良い関係性を続けていきたいと考えています。

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