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Miho Fukui

福井 みほ

コンサルティング第1本部  
ストラテジー&ハンズオンセクター  
コンサルタント

福井 みほ

未経験からの挑戦。
生命保険会社からコンサルへ、成長を求めて飛び込んだ世界。

プロレド・パートナーズに入る前は、どういったお仕事をされていましたか?

生命保険会社のコールセンター部門で、スーパーバイザーとしてオペレーターの指導や育成、チームの運営を担当していました。コールセンターの運営にあたっては、ルールや方針がしっかり現場に反映されるよう、他部門との調整や折衝にも携わりました。5年間の在籍を経て、2023年にプロレドに入社しました。

生命保険業界で5年間しっかりとキャリアを積まれた後で、なぜ、コンサルティング業界に挑戦しようと思われたのですか?

転職を考えた一番の理由は、業界を問わず通用する汎用的なスキルを身につけたいと考えたからです。年齢的にもキャリアを見直す節目だと感じていました。

前職での経験は貴重でしたが、生命保険会社に居続ければどうしても“業界ありき”のキャリアになってしまいます。その先の成長を描きづらいことに不安を感じていました。そうした中でコンサルティング業界を志望したのは、ロジカルシンキングや折衝力、ドキュメント作成といった、ビジネスパーソンとしての力を総合的に鍛えられる環境だと考えたからです。また、さまざまな業界や課題に触れ、知識や経験の幅を広げられる点にも魅力を感じました。実際に入社から2年が経ち(取材当時)、少しずつではありますが、そうしたスキルが身についてきていると感じています。

多数のコンサルティングファームの中で、最終的にプロレドを選ばれた理由は何でしょうか?

大きな理由の一つは、社員の方々に魅力を感じたことです。未経験で不安もある中、先輩との面談を設けていただき、実際の仕事について率直にお話を伺えたのが印象に残っています。その方も未経験から入社されており、前向きに仕事に取り組む姿勢や職場の温かい雰囲気が伝わり、この会社なら成長できそうだと感じました。

実際に入社されてみていかがでしたか?

率直に言うと、最初は大変でした。入社早々にプロジェクトにアサインされ、実践の中で学んでいくスタイルだったのですが、未経験で入社した私は右も左もわからない状態でした。周りの先輩方は日々の仕事を着実にこなしていますし、中途同期入社の方も自分より優秀に見えてしまって、自分だけができていないような焦りを感じていました。

ただ、入社前にイメージしていた通り、周りの社員の方々は丁寧にサポートしてくれました。未経験で入ってきたことを理解した上で、私の成長やキャリアをしっかり考えながら助言をくれて、ありがたかったです。実は、一番のギャップはこの“人の良さ”でした。社員の方々に魅力を感じて入社したものの、正直、本当は怖い人もいるのではないかという思いも少しありましたが(笑)、実際に入社してみると、怖い人も助けてくれない人もいない。むしろプロジェクトの垣根を越えて自然に助け合う文化がありました。たとえば「ヘルプミーチャット」という社内のグループチャットでは、プロジェクト外のメンバーにも気軽に質問でき、知見を共有し合うことができる仕組みがあります。誰かが困っているとすぐに反応があり、助け合いの意識が会社全体に根付いていることに驚きました。

初めてのプロジェクトでは、どのような業務を担当されましたか?また、未経験でのスタートをどのように支えてもらいましたか?

最初に携わったのはサービス業の大手クライアント様で、店舗運営に関する購買ルールを整備するプロジェクトでした。現地調査を通じて備品の使われ方を確認したり、データを分析しながら、プロジェクトマネージャーとともに業務を進めていきました。

具体的な業務として最初に任されたのは、ヒアリング資料の作成です。自分や社内向けのメモではなく、クライアントに対価をいただいて提出する成果物として、仮説の抽出から始まって、情報の粒度や構成、クライアントへの見せ方など細部に高い精度が求められます。そうしたコンサルタントとしての基礎を徹底的に習得できるように、上司や先輩方が細かく指導してくれました。作成した資料や議事録に添削をしてもらいながら一つひとつ修正し、何をどう直すべきかを丁寧に教えてもらう。その積み重ねを通じて、コンサルタントとしての書き方を身につけていきました。

今ではプロジェクトの重要な役割を担われています。ここに至るまで、特に苦労したことは何でしょうか?

一番苦労したのは、コンサルタントとしての考え方や進め方を身につけることでした。これまでの経験で身についた思考の癖が抜けず、頭では“コンサルタントのやり方”を理解していても、実践の場ではうまく発揮できないもどかしさを感じていました。その原因は、結局のところ、考え抜くことができていないからだと気づきました。たとえば資料一つとっても「この資料は誰が何のために見るのか、見せるのか」「何を伝え、何を動かすためのものなのか」という視点が足りていませんでした。

こうした壁を乗り越えるために意識したのは、自分から学びにいく姿勢です。上司の資料の作り方やExcelのデータベースに絡む関数の使い方を観察したり、本を読んで学んだりしながら、少しずつ自分なりの型をつくっていきました。もちろん今でも実践の中で詰まることはありますが、そんな時は、ある程度の仮説を立てた上で上司に相談するようにしています。「ここまで考えて自分自身はこうすべきと考えたが、認識は合うか」と伝えることで自分の考えを整理できますし、次に同じ課題に直面したときに、その経験を活かしやすくなるんです。

周囲の方々はとても親切にサポートしてくれますが、最終的に成長を得るには、自分自身で情報を取りにいき、考え抜くことが必要だと思っています。

仕事をする上で大事にしていることは何でしょうか?

常に相手の立場を考えながら、丁寧にコミュニケーションを取ることです。自分の考えを持った上で、相手の意図と丁寧に擦り合わせていく。その積み重ねが信頼関係の構築につながると感じています。

こうした意識には、以前にプロレドの上司からかけられた言葉も影響していると思います。難易度の高いプロジェクトに関わって悶々と悩んでいたときに、「自分のことで悩んでいるうちは三流だ」と言われたんです。視点がクライアントに向いていない、自分ではなくクライアントがどう考えるか・何を求めているのかを想像しなさい、という指摘でした。ハッとしましたね。この言葉をきっかけに意識を切り替えることができたのは、プロレドに入社して一番成長できた部分かもしれません。

「プロレド・パートナーズを選んでよかった」と感じるのはどんな時ですか?

事業会社と比べるとさまざまな業界やテーマに触れる機会が圧倒的に多く、日々新しい学びがあります。ビジネスパーソンとしての経験値や引き出しがどんどん増えていくことを実感できる時に、この仕事を選んでよかったと感じます。

ワークライフバランスの面でも、もちろんクライアントありきではあるものの、フルフレックス制度があることで柔軟に働きやすい環境が整っています。制度があるだけでなく、それを自然に活用できる文化が根付いているのも、プロレドの魅力の一つです。

今後の目標や挑戦したいことを教えてください。

これまでの知見を活かしながら、新しい業務領域にも挑戦していきたいと考えています。これまでは業務改善系のプロジェクトに携わることが多かったのですが、今後は戦略系のプロジェクトの経験も更に増やしていきたいです。その中で、お客様に信頼されるのはもちろん、社内のメンバーからも信頼される存在になっていくことが目標です。

また、前職でも人の育成にやりがいを感じていたので、将来的には人の成長やキャリアアップを支えられるようになりたいと思っています。中長期的には、マネジメントに携わる立場を目指したいです。

同じように未経験でコンサルタントに挑戦したい人へのメッセージをお願いします。

未経験からの挑戦は不安もあると思いますが、コンサルの仕事は毎日が学びの連続で、成長を実感できる環境です。私自身、キャリアを転換して本当によかったと感じています。プロレドには、コンサル未経験であったとしても、しっかり支えてくれる仲間がたくさんいます。安心して飛び込んできてほしいですし、一緒に成長していけることを楽しみにしています。

福井 みほ

コンサルティング第1本部  ストラテジー&ハンズオンセクター  コンサルタント

新卒で日系生命保険会社に入社。コールセンター部門のSVとしてオペレーターの指導・育成を担当しながら、他部門との各種運用調整業務に従事。2023年プロレド・パートナーズに入社。現在、ストラテジー&ハンズオンセクターにてコンサルタントとして活躍中。

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コンサルティングの力で、企業を変え、業界を変え、社会を変える。これからも変革を生み出し続けるプロレドで、共に未来を切り拓く仲間を探しています。