携帯電話料のコスト削減
企業で契約する携帯電話は、個人契約と異なり、大規模拠点における複数デバイスの契約や、利用用途に応じてデータプランや国際ローミングオプションを追加するなど、複雑化しています。プロレド・パートナーズでは、通信業界の料金体系および利用実態を精緻に分析し、企業ごとの利用状況に最適化された法人携帯電話のコスト削減手法をご提案する間接費削減コンサルティングサービスを提供しております。キャリア契約・料金プランの見直しから、運用管理体制の改善まで、豊富な知見と実績をもとに、無理のないコスト最適化と業務効率化を実現いたします。
業界・コスト構造
(1)携帯電話の業界構造
コスト削減を実現するためには、業界構造やコストの内訳を把握することが大切です。最近では、5G通信の普及に伴い、通信速度や大容量のデータ処理能力が向上しています。これにより、モバイル在宅勤務や移動中のビジネス活用がさらに広がりつつあります。オンライン会議やクラウドサービスと連携したモバイル環境の最適化が、ビジネスの効率化を促進しています。
(2)携帯電話の種別
法人向け携帯電話市場において、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクが主要キャリアとして位置づけられています。一方、楽天モバイルも積極的にサービス提供エリアを広げており、選択肢が増えています。また、自社で無線ネットワークを持たず、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの回線を借り受ける「仮想移動体通信事業者(MVNO)」、通称格安携帯会社も、その提供料金の安さから多くの注目を集めています。近年の新型コロナウイルスの影響を受け、在宅勤務の推奨や出張の減少といった働き方の変革が進んでおり、企業内での携帯電話の通信利用頻度は増加傾向にあり、固定電話の廃止や、スマホの内線化を進める企業も増加しています。
<携帯電話の主な端末>
概要 | 強み | 弱み | |
ガラホ | 従来のガラケーの形状ながら、Androidなどのスマートフォン向けOSを用いることで、インターネット等が使用可能 | シンプルな操作性が魅力。バッテリー持ちが良く、通話機能が中心で扱いやすい | スマートフォンに比べてアプリやインターネット機能が制限されている |
スマート フォン | タッチスクリーンを備え、インターネットやアプリを活用できる多機能な携帯電話 | 多種多様なアプリが利用可能で、インターネットも使えるため利便性が高い | バッテリーの消耗が早く、多機能なため設定や操作が複雑になることもある。ガラホより料金は高い |
タブレット | 大型のタッチスクリーンを備え、ノートパソコンとスマートフォンの中間地点に位置する多機能デバイス | 大画面での資料等の閲覧が可能。携帯性があり、キーボードを接続してパソコン代わりにも使える | スマートフォンに比べて持ち運びが不便。バッテリー消耗が比較的早く、本格的なパソコン業務には不向き |
モバイル ルーター | 携帯可能なWi-Fiルーターで、インターネット接続を提供し、複数のデバイスを接続可能 | どこでもインターネットに接続できるため、外出先での作業に便利。複数機器を同時に接続できる | 対応エリア外では接続が不安定になることがある。バッテリーの持続時間が限られるため、長時間の使用には別途電源が必要 |
(3)携帯電話料のコスト構造
次に、携帯電話のコスト構造についてご説明します。携帯電話の料金は大きく以下の5つで構成されています。
<携帯電話料のコスト構成要因>
携帯電話料金 | 基本料金 | ・基本料金は、契約したすべての携帯回線に対して原則的に発生する料金 ・利用するプランやサービス内容(データ容量や通話分数等)に応じて設定される |
通話料 | ・インターネットやアプリ等を通じてデータ通信をした場合にかかる料金 ・多くの通信プランでは、一定のデータ容量を超えた場合に追加料金が発生する | |
端末料 | ・端末を購入/レンタルする際に支払う費用 ・契約形態は一括購入、割賦購入、レンタルの3つが代表的 | |
オプション | ・基本プランには含まれないオプションサービスで、回線ごとに必要に応じて付与される ・テザリングオプションや端末保守オプション、留守番電話オプション等がある |
プロジェクトアプローチ
プロレド・パートナーズはコスト削減に強みを持ったコンサルティングファームです。ここでは、プロレドが手掛ける通信コスト適正化の特徴をご紹介します。下記4つのステップでプロジェクトを進行します。
アプローチは、①バックコンサル手法と、②プロレドが前面に立って協議を行う手法の2パターンがございます。②の手法では、1番目と4番目のステップにてご協力いただくのみで、クライアントの負担が最小限となるよう進めていきます。現状把握から契約締結まで、プロレドの専門コンサルタントが一貫してコスト削減に関わる業務を遂行します。

(1)現状把握・データ分析
コスト見直しプロジェクトでは、日本全国のあらゆる企業の利用明細を分析しており、そのパターンは千有余を超えております。通信費専門メンバーは通信業界に関して横断的な知見を持つ、日本でも随一のプロフェッショナルであり、各キャリアが保有する様々なプランの中から、クライアントにとって最適なプランをご提案することができます。
(2)削減アプローチ策定
プロレドの通信関連分野を専門とするチームには約20名のメンバーが在籍しており、日々の市況調査や料金データ分析、通信キャリアとのコミュニケーションを通じて通信コスト構造を把握し、多岐に渡る情報を収集・蓄積しています。また、携帯電話のコスト削減においては、専門のコンサルタントが各回線の通話・通信利用量やオプションや不要回線の精査、適正単価の検証等を行い、クライアントの利用状況に合わせた最適プランをご提案いたします。
(3)価格適正化
プロレドは通信コストに関するプロジェクトで国内最大規模の実績を持ち、あらゆる業種・業態・企業規模のクライアントの調達支援を行っております。これらのプロジェクト実績をもとに、クライアントの利用状況に対する適正価格を診断し、具体的な削減見込み額を算出しています。
(4)新体制策定
コスト見直しにおけるクライアントの業務負荷の最小化に努めております。キャリアへのコスト見直し依頼や価格協議等の業務以外の工数を、専門チームへアウトソーシングすることで担当者の業務負荷の軽減が可能となります。バックコンサルの場合でも、クライアントが安心して協議を行えるよう徹底してサポートいたします。事前の情報収集や進め方のご相談等で一定のお時間をいただきますが、自社で進めるよりも遥かに工数を軽減できた上で、コスト削減メリットを享受いただけます。
コスト削減事例

コストマネジメントのお悩みを解決したい方へ

プロレド・パートナーズでは、コストマネジメントのコンサルティングを承ります。 自社の現状把握や、実行支援をご検討される際にはお気軽にご相談ください。