INTERVIEW 44

株式会社コメダ
※ 2019年06月18日現在
代表取締役社長 臼井 興胤様
業界分類: 飲食業
市場名: 非上場

喫茶店チェーン・珈琲所コメダ珈琲店(835店舗 2019年2月時点)などを展開している株式会社コメダ様。今回はプロレド・パートナーズのコンサルティングを受けていただいた感想を、代表取締役社長/臼井 興胤様にお伺いしました。

販管費に留まらず、食材調達にも着手
「コメダの味」をしっかり守りつつ、コストマネジメントを実現

今までいろいろな企業からコストマネジメントに関する提案を受けてきました。一度は打ち合わせをするものの、時間だけがかかり費用対効果が高いと感じるものはなく、全てお断りしていました。また、一時期、出資者であったPEファンドからも食材変更の提案はありましたが、“コメダの味”に対する理解に乏しく、全く成果が出ませんでした。
しかし、プロレドの代表取締役である佐谷さんにお会いし、バックグラウンドの面白さや、彼の喋り方に非常に説得力があるところに不思議な魅力を感じて、この会社に任せてみたいと思ったことがきっかけです。
まず第1フェーズでは販管費を対象としたコストマネジメントに取り組んでいただきましたが、弊社で実施していたにもかかわらず、そこからさらに7.1%の削減に成功しました。きちんと成果が出たこともあり、第2フェーズでは更に踏み込んで食材調達のコストマネジメントもご依頼しました。品質が最も重要な食材は販管費とは訳が違うので成果を出すのは正直難しいだろうと感じていましたが、何度も試食会まで開催していただき、味を守っていただいた上で(一部の食材は品質改善した)、最終的には食材調達費の削減率6.6%と大幅低減を実現していただき、大変満足しています。
難しい領域でもきちんと成果をだされたので、それはもうご立派という感じでしたね。

食材調達を始め、それぞれの領域に本当のプロフェッショナルが在籍
現場担当者もうなる実績と専門性がプロジェクト依頼の決め手

プロレドさんは「コメダの味」をしっかり守った上で、価格競争力のある提案をしていただき、何度も役員同席の試食会を開くなど、地に足のついた提案をやり切っていただいたと思います。
食材を見極める際も、原価計算(個別の原材料~加工賃~運送費や中間流通マージン迄)から適正価格をはじき出しており、「これを選べば安くなるけど味が落ちてしまうから駄目ですね」とレベルの高い提案をしてくれる食材調達のプロもいたのは印象的でした。私の知る限りでは、あのレベルでその道何十年もコンサルティングされているプロの方は初めてで、「この人が言うのであれば本当に下がりそう」という信頼感、安心感のあるコンサルタントの存在は大きいですよね。
コストマネジメントとは別のサービス(サービス名:「バイヤー・ベスト・プラクティス」)で、大手食品スーパーの食材バイヤーに調達商談の研修まで実施している実績もあるようで、ここまで入り込んでノウハウを体系的にご提供されているコンサルティング会社は他にないのではないかと思います。
飲食業界は食材のサプライヤー様となると長い付き合いがありますので、今後の関係性もある中で、最適な商品ミックスと短期的な経済合理性に基づく判断のバランスを取ることは非常に難しい事を学びました。

我々もプロだが、それでもプロジェクトをやってみたら必ず学ぶことがある

コンサルティング会社を導入するとなると、最初は多少なりとも社員の抵抗があると思います。しかし、取り組むことで必ず会社の財産になるものは沢山あるので、私はお勧めします。
コンサルティング会社を使ってコストマネジメントをしない理由って、色々言われると思うんですよね。
「そんなことは自社でできます」「その会社とは昔からのお付き合いもあるので・・」など。そんな取引の半分位は、本来企業が発展するための競争環境に身を置けていない結果だと言えるのではないでしょうか。
厳しいことを言うと、自社で担当者が強烈な商談をしているにも関わらずコンサルティング会社を使うのは、自社の調達部門の商談力を100%満足してないからです。
自社の力で仕入れ価格を最適化できていたら、コンサルを入れる必要はないのですから。社内からすると「いやいや社長、私たちのこと信頼していないんですか?」という雰囲気にもなるわけです。しかしいざ取り組んでみると、自分たちとは違った手法や考え方があることを学ぶことができ、またコンサルティング会社が「ここは充分に取り組まれていますね。これ以上は削減できません」といえば、その担当者のやり方は間違ってなかったんだとか色々な気づきがあるはずです。まずは一回導入してみることで、その会社にとって、色々な思いと学びが残ると思います。

個人的に「投資したい」「今後も応援したい」と思える会社

コンサルティング会社は報酬が高いイメージがあり導入のハードルは高くみられがちですが、プロレドさんは成果報酬型なのでリスクなく導入できます。
コストというのは、1年経ち、2年経ち、ある程度時間が経てばまた頑張って見直してみようという話になると思いますので、そこからさらにプラスαの価値を出していただけるかが大事ですね。そうすることでプロレドさんの企業価値はあがりますので。私はこんな素晴らしい会社、本当に投資しようかなって考えちゃいます(笑)。

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