INTERVIEW 17

南海電気鉄道株式会社
※ 2022年04月13日現在
執行役員 小林 淳様
ブランド統括部 課長 浅葉 雄祐様  (プロジェクト時業務改革部所属)
業界分類: 運輸・通信業
市場名: 上場

主軸とされている鉄道事業の視点から「なんば」という多彩な街に寄り添い、地元と一体となって、そこに集う人々のつながりを育まれてきた南海電気鉄道株式会社様。今回は執行役員 小林 淳様と、ブランド統括部 浅葉 雄祐様 にお話をうかがいました。

事前にいただいた仮診断結果の粒度の細かさを見て、お願いしようと決めた

コロナ禍で収入が落ち込んだことを受け、全社的にコスト削減に取り組もうという方針を打ち出しました。実はこれまでにもコンサルティングサービスを受けたことはあるのですが、削減見込みを「どの費目でどれくらい」というところまで細かく出していただいたのは、御社が初めてでしたね。ご提示いただいた削減額も大きく、ここまでやっていただけるなら、ぜひプロレドさんにお願いしようと思いました。

社内協議の観点からいうと、プロレドさんの持っているデータベースやご経験、事例の豊富さ・正確さをもとに、他部署に対して非常に説得力のある話ができたと感じています。市場の相場をできる限り出していただき、それを当社の費目と比較したことで、今までコスト削減をしきれていなかった部分を見える化することができました。いただいたグラフや表も分かりやすい資料でしたので、社内に対しても話を通しやすかったです。

関係者人数が100人にものぼる大規模なプロジェクトを、PMがしっかりまとめ上げてくれた

正直に言うとコンサルティング会社に対しては、勝手に物事を進められてしまうのではないかと、抵抗感を覚えていた部分がありました。しかし御社は決定事項として結果を伝達するのではなく、判断材料をいくつか提示したうえで、最終決定権はこちらに委ねていただくなど、とても親身になって相談に乗ってくださいました。また、社内的な事務局の運営面にいたるまでサポートをしてくださいました。

今回のプロジェクトでは複数の費目が対象となっており、同時進行はさすがに難しいのではないかと思っていました。しかし、プロレドさんには費目ごとにプロのコンサルタントがいらっしゃり、営業担当さんとプロジェクトマネージャーさんのしっかりしたサポート体制があったので、途中不安を感じることはありませんでしたね。通常であれば、コンサルティングサービスは企業ごとに得意な費目がある場合が多いのに対し、プロレドさんは複数費目を一手に担っていただいた点でも、他社様とは大きく違うと感じました。各分野のスペシャリストがいる強みを活かして、同時並行の難しさを感じさせない統率力があったと思います。

もう1つ、サプライヤー様へ減額を打診することによって、 社内外で築いてきた関係性が壊れてしまうのではないかという懸念がありました。ですが、プロレドさんはこうした懸念に寄り添ってプロジェクトの進め方についても相談に乗ってくださいましたし、我々事務局と一体となってプロジェクトを推進していただけました。

今まで私たちには、「グループ会社との関係性に影響を与えるような取り組みは控えよう」というカルチャーがありました。ただ、今回はプロレドさんのサポートでそこを打破していくケースも実際にありましたね。コスト削減を進めるための根拠資料を提示してもらうのみならず、社内あるいはグループ会社との打合せにも数多くご一緒いただき、非常に助かりました。今回は、両社合わせた関係者が100人にのぼる大規模なプロジェクトでしたが、担当のPMさんとは本当に密にやり取りをしていただきました。大事な場面では東京から本社までお越しいただくこともあり、二人三脚でプロジェクトを進めていったという印象です。

規模や業界にかかわらず、まずは「総点検」としておすすめしたい

歴史のある会社、大きな会社であれば、今までお取引をしてきたサプライヤー様との関係性もあるでしょうから、まずは一度、どれだけ削減の余地があるのか診断を受けてみると良いかもしれません。もちろん現場の担当者は日々努力していると思いますので、診断の結果、実際にコストを抑えられていたことが分かれば、それはそれで評価につながります。プロレドさんの診断では複数費目を広域的に見ていただけますし、一度見える化することにはやはり意味があると思いますね。

当社の場合は、市場価格との比較で非常に大きな成果が出た費目もあり、社内の満足度はかなり高かったです。また、プロジェクトの経過を報告した際、経営層は「構造ではなく意識から改革していく」ということを重視していたのですが、今回のプロジェクトの結果、特に社内の若手から「こんなやり方で進めるんだ」「コスト削減のお手本を見せていただいた」という声もあがりました。一度きりのプロジェクトで終わってしまうものではなく、継続的な意識改革につながったと感じており、これは今回のプロジェクトの成果の1つであると胸を張って言えます。

また、コスト削減プロジェクトに対してこれだけしっかりしたサポート体制がある点は、どの企業様にとっても非常に助かるのではないかと思います。今後もグループ企業含め、プロレドさんのお力を借りながらコスト削減に邁進していきたいと考えています。

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