
企業規模(売上高):200億円以上
課題:損害保険
クライアントが直面していた課題
支払保険料の高止まり、および非効率な契約状況
プロレドによる課題解決アプローチ
包括化を実現させることで支払保険料、および契約維持管理工数を削減
実施後の効果
包括化+実態に合ったプランの組成により▲25%の削減
クライアントが直面した課題
支払保険料の高止まり、および非効率な契約状況
近年の自然災害の増加に伴い保険料率が全国的に上昇するなか、同社の業界は保険会社にとって保険の引き受けリスクが高いと認識されており、実際に損害率が非常に高い状態であったことから、支払保険料が値上がりしていた。また、工場ごとに個別契約が結ばれており、契約を包括化する余地があることはクライアント社内でも認識されていた。しかし、包括化実現のためには、補償内容の統一や各工場への保険料配分ルールの策定が必要であり、現行の保険会社や代理店から十分なサポートが得られず、自社だけでは対応が困難な状況にあった。
プロレドによる課題解決アプローチ
包括化の実現により支払い保険料、および契約維持管理工数を削減
損害率が非常に高い水準で推移していたため、現契約を一覧化し直近5年分の求償歴の内容を踏まえて分析し、削減余地を試算した。また、規模が最も大きな工場に大手損保会社4社を招き、現場を直接視察してもらうことで引き受けリスクの再評価を図った。上記の分析・調査を踏まえ、拠点ごとにばらつきのあった補償内容を統一し、また、クライアントのリスク実態に適した契約条件を取得することで、リスクマネジメントの観点での改善を図った。保険料の配分ルールについても、契約内容の統一化を踏まえ、損害率を考慮した公平性を担保できるシンプルで合理的なモデル式を策定した。
実施後の効果
包括化+実態に合ったプランの組成により▲25%の削減
現契約の内容や現地調査を踏まえた精緻な分析を基に協議により契約の包括化を実現した結果、工場ごとにばらつきがあった補償内容が統一化され、保険料を▲25%削減することができた。補償内容についてはクライアントの財務状況や事業リスク、過去の求償歴を踏まえて再設計し、企業のリスク実態に合った内容へとアップデートを行った。また、各工場への保険料配分ルールについても各工場の事故の影響を考慮した合理的かつ公平な仕組みを構築した。契約の包括化により保険料の削減だけでなく、保険更新などに関わる契約管理の工数も大幅に削減し、補償内容の統一化とともに企業全体のガバナンス向上にも寄与することとなった。
プロレドはここが他社と違う
損害保険業界の専門家が実行まで一気通貫で支援
損害保険業界の最新動向に精通したスペシャリストが在籍しており、各プレイヤー(保険会社・保険代理店・保険ブローカー)についても深い知識を持っています。そのため、クライアントの状況を踏まえたプロジェクトの設計や提案が可能です。また、プロジェクト推進時の社内調整についてもご要望に応じて柔軟にサポートさせていただきます。
コストマネジメントのお悩みを解決したい方へ

プロレド・パートナーズでは、コストマネジメントのコンサルティングを承ります。 自社の現状把握や、実行支援をご検討される際にはお気軽にご相談ください。