製造

設備機器購入・設置コスト削減事例~市況調査&専門知識で価格の妥当性を検証~

title_case_設備機器購入・設置コスト削減事例~市況調査&専門知識で価格の妥当性を検証~
クライアント業種:医薬品製造業
企業規模(売上高):300億円
課題:相場がなく適正価格が不明
初回見積金額:42,800万円
最終見積金額:34,100万円
削減額   :8,700万円(▲20.3%)

直面した課題
原材料高騰分をはるかに上回る、製品の値上がり
解決に向けたアプローチ
原材料の市況変化を分析し、見積の再依頼
実施後の効果
設備機器購入・設置費用20.3%削減

直面した課題

原材料高騰分をはるかに上回る、製品の値上がり

数年前と同内容の見積を取得したところ、予想以上に高額な価格で提示されてしまった。クライアント側で協議して値引きしてもらったものの、材料高騰との理由でクライアントからすると高額だと感じる価格帯であった。

 

解決に向けたアプローチ

原材料の市況変化を分析し、見積の再依頼

対象の設備機器はメーカーが自社価格で流通させており、相場という概念がない分野であり、他社製品との価格比較が難しいプロジェクトであった。そのため、以下2点の費用を中心に分析を行った。

・機器原材料費
原材料の市況的な費用の上がり幅と、過去見積から本見積の上がり幅を比較

・労務費
工程表を基に算出した歩掛×弊社実績データベースを根拠とする労務価格

2点とも整合性が取れないことが確認できたため、指摘し客観的に妥当であると説明できる価格での見積に見直していただいた。

 

実施後の効果

設備機器購入・設置費用20.3%削減

20.3%のコスト削減に成功。発注先の切り替えが難しいことを協議相手も認識しており、発注まで約3週間という状況も重なり協議は難航したもの、論理性のあるデータ分析に加え、工事や物流における専門家としての見解、更に第三者という立場を生かした協議テクニックにより、適正価格と思われる金額での合意ができた。

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